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議論におけるFacebookの優位性〜Twitterとメーリングリストとの比較〜 [デジ教研]

 もともと、デジ教研は、Twitterでの議論がスタートである。
 私の作ったハッシュタグ #e_textbook で2010年2月10日にTwitter上でのデジタル教科書の議論が始まった。その後、デジ教研を2010年7月19日に発足し、掲示板での議論をメインに活動した。
そして、その後、掲示板での議論が停滞してきたために、デジ教研専用ハッシュタグ #dkyo と公式アカウントdizikyokenをつくり、てこ入れした。一定の議論がそこでもなされはしたが、先日事務局メンバーに用意してもらった資料によると、私の発言がハッシュタグの投稿を引っ張り、実質の投稿数はある程度はあったものの、それほどでもなかったことが分かった。

 今回、また新たにFacebookグループでの議論を始めたわけだが、これは、Twitterとは反応の様相が違う。もっと活発であり、堰を切ったように多くの方が次々と発言をする。この差は、一体どこにあるのだろう。また、メーリングリストでの議論との違いについても考えてみたい。

 まず、TwitterとFacebookの違いでパッと思いつくのは、匿名と実名の違いがある。Twitterでも私は実名だが、匿名の方も多くいる。確かに実名の方が、議論をしていても面白い面はある。その人がどのような立場の人かがはっきり分かるからである。
 メーリングリストも実名である。しかし、メーリングリストには顔写真がない。その分、文章のあたりがきつく感じることがたまにある。Facebookの書き込みから、きつさを感じることもない訳ではないが、メーリングリストに比べると緩和されているように思う。

 次に、Facebookでの投稿は文字数制限がない。書き表したいことが字数制限なしで表現できる。かといって、メーリングリストよりは投稿文字数は多くない。おそらく、ウェブ上のボックスにその場で書き込むのでメールよりもボックスが小さく、それほど長くならないのではないかと思う。その結果、他の発言と絡ませることが用意になる。メーリングリストだと、一遍にたくさん書かれているために一つの投稿にいくつもの内容が書かれていることがある。そのため、そのどこに着目するかが人によって違い、議論が積み上りにくい面を感じることがある。Facebookは、たいてい一つの投稿には一つの内容しか書かれていないので、分かりやすい。

 三つ目に、Facebookにある明らかな優位性は、議論が話題ごとにつらなって表示されることだTwitterはハッシュタグを使うことで連なって表示されるが、その中でも複数の議論が展開される。メーリングリストは、メールとメールのつながりが非常に見えにくい。スレッド型の掲示板とメール配信を組み合わせたシステムだと、若干改善されるが、それでも、タイトルしか表示されない。Facebookだと、完全に話題ごとに切り分けることができる。

 四つ目に、これもFacebookの議論の優位性だがアンケート機能を組み合わせることが可能である。デジ教研Facebookグループでは、「アンケート議論ウオール」といって、アンケートの質問に各自が選択肢をクリックしたりさらに選択肢を追加したりして意見表明ができる。さらに、コメントを書き足すことができるのである。

 五つ目に、Facebookの「いいね!」機能も、Twitterやメーリングリストにはない機能である。TwitterにはRetweetやお気に入りで意思表示をすることができるが、視覚的にはその意見についてどれくらい評価があるかは見えにくい。「いいね!」は数と誰が評価してくれているのかがよくわかる。自分の意見に評価があると、また意見を書き込もうとモチベーションがあがる。

このように見てくると、Facebookでの議論が盛り上がるわけである。
他にも、参加者がどんどん増えてくる仕組みという点でも優れている。

思いついたまま書いたので、文章が変かも知れないが、後でブラッシュアップして自分の考えをもっとはっきりさせて、今後の展開に生かしたいと思う。
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デジ教研Facebookグループの開設

デジ教研のFacebookグループを開設した。
発足2日で、64名の参加を得た。
よい船出だ。

しばらく議論は停滞していたが、どうすることもできずにいた。
しかし、動き出すことができた。

問題は、これからだ。
スタートダッシュはよい。だが、この熱気がコンスタントに継続、
あるいは、より広く広がっていかなければならない。

どう議論を深めていくかとともに、
どう議論の裾野を広げていくかも重要である。

失敗を恐れていては何もできない。
挑戦には、たくさんの失敗があって当然だし、
成功だけをしようなどというのは、ムシがよすぎる。
たくさんの挑戦をし、その中から、本物の成功が一つでもでればよい。
そう考えている。

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Facebookのすごさ〜デジ教研のイノベーション〜 [デジ教研]

私は、Facebookをあまりすごいとは思っていなかった。
「どうして、世界でこんなに普及しているんだろう。使いづらいのに。」
「Twitterの方がよほど便利。分かりやすいし。」
「こんなもので、革命につながるなんて、理解できない・・。」
そう思っていた。

しかし、少しずつ、「コミュニケーションはTwitterよりとりやすいかもな。」とか、
「その人となりが分かるっていいなあ。」と思い始めていた。

そして、一昨日、Facebookのすごさを感じる劇的な出来事があった。

デジ教研のFacebookグループを作り、チャットをすれば、最近停滞している議論がまた盛り返すのではないか、そんな考えから、Facebookチャットについて、「友達」にアンケートをしてみた。

3時間後、28名の方から、アンケートの答えが来た。
たった、3時間で、デジ教研会員の10分の1からである。

8月のサイトの掲示板へのアクセス者数は、把握できていないが、少なくとも体感としては、それを超えている人数である。
それが、わずか3時間でつながった。

回答も、すべて、前向きな回答である。

私は、Facebookチャットのニーズはあると確信していたが、
あっという間に、裏付けとなるデータが取れた。

もう、Facebookグループ開設をしない理由はどこにもない。

来週には事務局の承認をとり、新しい一歩をFacebookとともに進めていこうと思う。

Facebookが、革命につながったということが、ほんの少しだけ、体感的に分かった気がする。













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堂々巡りのようでいて [学習者用デジタル教科書]

デジタル教科書について、考え始めて一年半が経った。
Twitterで議論をはじめて半年後に、みんなのデジタル教科書教育研究会(デジ教研)を立ち上げ、
それから一年とちょっと。
DITTやTEC、フューチャースクールなどの動きや、FACEBOOKでのいくつかの新しい動きもある。
孫さんや原口さんが、一時、推進派として注目を浴びたが、震災後、語らなくなった。

「不易と流行」という言葉がある。
「教育の情報化」は、どうしても、テクノロジーの進展によって左右されるので、
なかなか「不易」となりにくい。
最新機種のPCを入れたとしても、数年経てば、現場で使っている最も古い機種になっているなんてこともある。
とはいえ、だからといって動かずにいると、「教育の情報化」は全く進まない。
「進まないといけないのか、パソコンがない方がよい教育ができるのではないか。」
そう思っている教師も少なからずいる。
実際、「教育の情報化」で、どれほど教育の質が上がったのだろうと問われると、
色々考えてしまうこともある。

学習者用デジタル教科書は、その最たるもので、本当にそれで教育の質が高まるのか、
はっきりと説明できた人はたぶんまだいない。
研究的にはあるのかもしれないが、少なくとも広くは知られてはいない。

研究の世界には、「基礎的研究」というのがあるらしい。
「学習者用デジタル教科書」についても、まだ、正直そのレベルで、
もしかするととてもよいものとなるかも知れないが、ならないかもしれない。
少なくても、いくつかのイノベーションがおこらなければ難しいと思えるものだ。

しかし、そこに可能性を感じる人は、研究をはじめる。
それでよいのだと思う。

この一年半、たくさんの時間を使い、色々と考えてきた。
しかし、何が具体的に積み上ったのかは、正直混沌としている。
だからこそ、ここらで少しずつ、自分の考えを整理してみようと思う。
堂々巡りのようでいて、スパイラルに向上している何かがあるのだと、
自分では思っている。







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デジ教研サイト移行完了

「みんなのデジタル教科書教育研究会」

の新サイトが完成しました。

こちらの申し込みフォームから是非ご入会ください。
参加無料です。
http://musication.net/eTextBook/
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デジタル教科書教育研究会の活動ビジョンとリーダー・担当者募集 [デジ教研]

今後の活動の方向案 全ての活動についてサブリーダーや協力者も募集。
・ 掲示板での議論 掲示板リーダー
デジ教研の活動のベース。どうまとめとして残して行くかが課題。
IT支援モデルプラン、各教科等、使用場面ごとの活用モデルプラン、デバイスモデルプランを議論するベース。

・ デジ教研live リーダーりんさん
月2回以上行い、デジタルアーカイブを増やしていく。
エンタメ性と、研究を両立する?
広報活動を兼ねる。

・ マインドマップ リーダー
テーマを決めて、月に一枚のマインドマップに。
集団がいいのか、個人で作ってもらうのがいいのか、両方か検討する。

・ 電子書籍出版→雑誌にする。ミニコミ紙。 リーダー、担当者など募集中
小さなまとまりごとに成果をミニ本として、まとめていく。
毎月、一冊形にしていく。雑誌の様に。月一で発刊。
 活動のリーダーに原稿依頼。
今月の活動紹介。巻頭言。デジタル教科書を取りまく動き。今月のデジ教研liveから、りんさん?今月の議論から?月一マインドマップ? 四コマ連載?など?
分担して、原稿を書く。毎月25日〆切。1日発行。
ミニコミ紙。100円程度?あるいは広告をとり活動費にする。それとも完全無料?バブー使用。

・ NPO法人化 IT支援事業→当面はIT支援プラン作成事業 リーダー募集中
どのような支援が必要かをモデルプランとして作成し、発表する。
提言として、どの様にだれに対して出して行くかは、今後の検討課題。
NPO法人化できるか、必要かの検討。可能性は否定しない。

・ 各教科活用モデル作成事業 リーダー募集中 現場の教師が望ましい
教科ごとに、学年毎に活用レシピを蓄積する。
ウェブで公開するとともに、教科書会社に提案する。場合によっては連携し、コンテンツ作成に協力してもらう。
教科ごとにプロジェクトを組むか、月毎に一つずつやっていくか。
現場教師にプロジェクト長をしてもらう。
指導書と対応して行なう。

・ アプリ作成・発掘事業 リーダー募集中 技術ある方是非。
各教科活用モデルに即したアプリケーションを作成する。
すでにあるアプリケーションで使えるものを発掘してリンク集をつくったり、評価をする。

・ 実証研究事業 リーダー募集中 授業者は現場教師が望ましいが、渉外は別。
協力企業を募集する。
協力メンバーを明示する。自己アピール文をwebアップ

・ デバイスプラン作成事業 リーダー募集中
掲示板で、議論をしプラン化する。
プランは複数あってもよい。あった方がいいかも。
そのプランを採用したときの、メリットとデメリットも明示する。
DiTTに提案する。
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【研究会発足から2週間を振り返って】 [デジ教研]

7月19日に研究会発足。8/1の今日でちょうど丸2週間です。
会員は64名になり,日々増え続けています。
ブレストを行い,とにかくいろいろなことをやってみようということで進めてきました。
話や活動が拡散しているという課題もありますが,まずは,どんどん色々な可能性を探ってきた2週間でした。8月中には,今後の見通しをもう少し持てるようにしていきます。
これまでの取組を振り返ります。

7/19
・15:32 ツイッターで呼びかける。その日の内に20人が参加。
・掲示板での意見交流開始(望月さんが中心にまとめてくださる)
7/22
・第1回アンケート「東芝の端末型かipad型かどちらがいいか」
7/24
・第2回アンケート「学習者用デジタル教科書にノート機能は必要か」
7/25
・デジ教研のチラシ完成(林さん作成)
・デジ教研マスコットキャラクター「デジー」完成(林さんのアイデア)
・デジ教研の推奨する「学習者用デジタル教科書」の条件構想開始
7/26
・会員50名突破
7/27
・DiTTに参加。チラシをDiTT会場で配布。(中村先生,石土さんにあいさつ)
7/28
・第3回アンケート 「デジタル教科書にFlashコンテンツは必要か」
7/31
・Ustでの第一回「デジ教研Live」(りんさん中心,片山,スットコさん,丸山さんがゲスト)
視聴数277人,同時視聴最大38名
8/1 会員数64名になる。

さて,8月にはどのような積み上げができるのでしょうか。
色々なことをやりましょう。
そのための構想を進めます。
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「デジタル教科書教材協議会設立シンポジウム」に参加をして [DiTT]

日時 平成2年7月27日(火)13:30~16:10
会場 明治記念館(東京都港区元赤坂)

ここで話題にしている「デジタル教科書」とは,電子黒板で使う提示型デジタル教科書ではなく,ipadのような端末を一人一台ずつもつという「学習者用デジタル教科書のことです。」

1 挨拶
元東京大学総長    小宮山 宏
・ 知識爆発と細分化で処理しきれない時代→ITをうまく使う。
・ デジタル教科書→素晴らしいコンテンツを速く出すことがカギ。

総務大臣       原口 一博
・ 単に教科書の電子化ではない。お互いを育む学びに。
・ 2015年までに「光の道」を。フューチャースクール10校で検証。

文部科学省参事官 斎藤(鈴木副大臣の代理)
・ デジタル教科書教材→21世紀の子どもたちにふさわしく多面的に検討。
・ コンテンツも先生のスキルもまだまだ→学校教育の情報化骨子策定
・ 6月IT戦略行程表→モデル事業を実施。

慶應義塾大学教授   中村伊知哉
・ アメリカ,韓国より遅いが,政権交代で政府が本腰を入れた。
・ 韓国は2013年に開始。シンガポール,イギリス,アメリカも。
・ 企業体の集まりだが,教育現場と連携していく。
・ コンテンツ,クラウド,ネットワークの整備→未来モデル委員会と普及啓発委員会。各種ワーキンググループの設置。
・ コンテンツ開発→日本から世界の教育を変えていく意気込みで。

講演1 「情報化社会におけるデジタル教材の在り方」マイクロソフト社長  樋口 泰行
・ 日本は「やばい」とここ1~2年で実感。競争力低下。
・ 内向き,ガラパゴス,エネルギー欠乏症。
・ 人間形成+国が強くなる人間を育てていかないといけない。 (実社会での機動力,グローバル感覚)
・ 英語力とICTスキルは,すでに基礎。その上に,問題解決力とコミュニケーション能力,想像力(クリエイティビティー)がいる。
・ デジタルで,問題解決力とコミュニケーション能力を。
 ①知識ではなく,正しい情報をとる力→問題解決力。
 ②ネットワーク上で繋がっている人の力を活かす力→コミュニケ力
・ 教材イメージのプレゼンデモ (東芝 リブレットw100,CM1)
例 松尾芭蕉の句→平泉のデジタル地図→動画・音声。句を詠んだ時代の星空,ハイライト,書き込み,クイズのクラス集計,個人履歴,アクセシビリティー対応。拡大・縮小。手書きノート対応,ワードでプリント,子ども向けアイコン
・ 将来像 クラウドから,家でも学校でも連携。

講演2  情報革命と教育変革で実現する日本の成長戦略  ソフトバンク社長   孫  正義
・ 30年後の日本の姿→医療費倒れ,財政悪化,競争力低下,下がり続ける賃金,GDPの低迷
・ 今の日本に必要なもの
理念   日本人が豊かで幸せで自信と活力に溢れる社会
ビジョン 5年以内に競争力を取り戻す。(IT,金融,知識)
・ 今の4年生が30年後に企業の中核の40歳になる。その時に役に立つ人材に育てなくてはならない。
・ 必要なもの→リーダーシップ,交渉力,検索力,分析力,競争意欲,プレゼン能力,思考力
・ 30年後の日本の競争力を支える武器としてデジタル教科書を学生と教師2000万人に無料配布すべし。
・ 子ども手当から,280円/月。6年リース。通信代は無料にする。そうすれば,新たな予算はいらない。
・ 教科書は全部で2.2Kg。電子教科書は0.7Kg。軽い。
・ デジタルコンテンツの充実について教育現場のニーズは92%
・ 130万人の先生方に副教材を作らせてクラウドに挙げて子どもに人気の教材を自動でランキングする。モチベーションも高まる。
・ NHKアーカイブスを活用する。子どもたちは無料で見られる。
・ 教育ツイッターを先生と子どもで行う。
・ 教育変革の主役は,教師と子ども。
・ ○付け,添削事務は,PCにさせる。
・ 明治維新の5年で,電信,廃藩置県,義務教育,郵便,鉄道は整備された。韓国は2011年からデジタル教科書の使用を義務化する。日本もせめて5年でやらねばならない。
・ 2009年原口ビジョン,2010モデル校小・中・高100校 2015年 デジタル教科書完全整備
・ モデル校には,マイクロソフトもソフトバンクでもただで出す。議論する暇があったらまずは,お試しキャンペーンの用にやってみること。
・ 教育は文部科学省だけの管轄ではなく,日本国民全体が関心をもって進めなければならない。

パネルディスカッション
パネリスト
元東京大学総長    小宮山 宏 ソフトバンク社長   孫  正義
東京学芸大学教授   藤原 和博  マイクロソフト常務  大井川和彦
ビデオメッセージ: 陰山英男(副会長) パソコンの父 アランケイ
コーディネーター:慶應義塾大学教授   中村伊知哉

藤原:
・日本の教育は正答主義がはびこっている。これからは,情報編集力が重要。
①子どもたちの発信を増やす授業を
②反復学習で間違うと人は怒るが,デジタル教材は怒らない。熱心な教師ほど怒る。セルフエステーム(自己肯定感)を高めるためにも反復学習はデジタル教材で自習させる。
③デジタル教科書はフォーマットが重要。PDFを流し込むだけではダメ。
陰山:
「今,なぜデジタル教科書なのか」
  ①各国が競争力を高めるために教育に力を入れるようになってきた。
  ②PCが本当の意味で教育に使えるものに急激に進化してきた。
「デジタル教科書の良さ」
  ①子どもにとっては,自分にふさわしい内容を選べる。
②教師にとっては,自分の指導に合うコンテンツを選べる。
「会へのメッセージ」
・世界のトップランナーとしての日本の教育システムを作ろう。 

小宮山:
・ 時間がない。スピード感が重要。2013年までに相当な規模で実施されるようにしないと間に合わない。
・ 大きな可能性が語られるが,語られていない難しい点もある。
① 先生が使いこなせるか。
② 45分×6時間×毎日 日常ずっとやることが大事。
③ エクセルが出たとき,微分の演習が無くなった。このように,それ以前のものが役立たなくなることが現場にも起こる。
・ これからの教育資源は,2つ。社会人が教育にもっと参加することと,ICTの活用。

孫:
・ 文科省の委員が密室で決めるのではなく,国民を巻き込んだ議論に。
・ 副教材ではなく,あくまで教科書。
・ 紙をすべて無くすのかという意見もあるが,エコのためにもそう。習字や絵をかくなどは紙も使う。

藤原:
・ ITを使うとコミュニケーションが薄くなるという批判は当たらない。人間がやらなければならないことがはっきりしてくるだけ。
・ 和田小学校では,DSでドリルを進めることで,論理脳を鍛え,生活指導的な面でも効果が上がっている。

孫:
・ 議論しているのでなく,モデル校をどんどん作り,検証する。
・ 抵抗勢力は30年後にはいない人。若い先生がどんどんやるべき。

大井川:
・ 現状では,コンテンツが足りない。ハードも作る機運が高まっている。 
・ 縮み指向の社会でもチャレンジする人はいると,今日の出席者の数と熱意で思う。日本初のビジネスモデルにつなげていきたい。

小宮山:
・全部が一度は無理。やる気のある校長や教育委員会を見付けて,実験 ・検証して,やらなきゃいけなくなるように成果を出していく。 

孫:
・130万人の教師のうち10人が命を捨てて取り組め。そうすれば,山は動く。  

感想・ 学んだこと
・ 産業界の熱は予想以上に熱く,また,切迫した様子だった。「時間がない」と繰り返していたのが印象的。現場との隔たりを感じた。
・ デジタル教科書については,総務省の「原口プラン」を皮切りに,急ピッチで進んでおり,私も自分なりに活動しているが,文部科学省との熱の差があり,実現の方向にはいくにしても,スピードについては疑問が残る。
・ 市小研で,今年度までに進めている研究「わくわく情報教育モデル」は①電子黒板,②HPの掲示板,③情報モラルの3本柱だが,一人が一端末もつ「学習者用デジタル教科書」だとこの3つが同時に実現できる。
・ ICTを活用した教育改革という視点で言うと,これからのキーワードは,2つと確信。教師の事務仕事などにかかわる「校務の情報化」と,児童の学びにかかわる「デジタル教科書」の導入。どちらも重要であり,車の両輪である。
・ 児童の学びにかかわる「情報機器の効果的な活用」については,電子黒板,実物投影機,プロジェクター,デジカメなど,これまで普及してきた情報機器の活用は継続進化するが,「デジタル教科書」の導入で,授業をかなり根本的に変えることになるだろう。
・ 目標は2015だが,2020までには確実に変わることになる。ただ,現場では98%の教師が全く想定していないのが現実。教育現場にいる我々も先を見据えて学ぶ必要がある。

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「デジ教研」の趣旨と入会案内 [入会案内]

2010年7月19日(月)みんなのデジタル教科書教育研究会立ち上げ趣旨

2月13日にツイッターのハッシュタグ#e_textbookにて,デジタル教科書議論を開始して5ヶ月が立ちました。
約半年です。
たくさんの議論をしてきまして,togetterのまとめも36になりました。
賛否両論の中,デジタル教科書の可能性について,確信をもつことができました。

そこで,次なる展開として,志を共有できる皆さんと「みんなのデジタル教科書研究会」を立ち上げることにしました。
参加は無料です。
また,どんな立場の方も参加はOKです。
参加資格はただ一つ「デジタル教科書にワクワクする可能性を感じ,子どもたちに素敵なデジタル教科書を手渡したい思いを有すること」のみです。

色々な立場の人がいた方が面白いです。
学生,現場教員,研究者,公務員,子どもをもつ保護者,ITの会社の方,普通の会社の方,ただ単に興味がある方。無職の方。仕事なんて関係ありません。

これまでの「教育研究会」は,主に研究者か教員だけで組織される閉じたものでした。
それはそれで意義があったと思います。

しかし,これからの子どもたちが,紙の教科書から,デジタル教科書へシフトしていくという大きな変革の中で,
その在り方を研究していくのは,多様な価値観をもった人たちで考えた方がよいと思います。

この大きな変革を,ともに「ワクワク感」をもって楽しみましょう。
これは,仕事ではありません。利益にもつながりません。
ワクワクするから参加をするのです。

デジタル教科書にワクワクする可能性を感じ,「子どもたちに素敵なデジタル教科書を手渡したい」という「志」でつながるみんなで,きっとよい研究ができると思います。
子どもたちに素敵な「デジタル教科書」を手渡すために,一緒に頑張りましょう。

参加希望の方は,「みんなのデジタル教科書教育研究会への参加希望」という件名で,
以下のアドレスに簡単な自己紹介を書き,グループウェアへの登録アドレスとtwitterアカウント(ある方のみ)をメールにて知らせてください。できる限り実名での登録をお願いします。
上記条件を満たしているかを簡単な審査をし,
グループウェアへの登録をもって,会員といたします。
たくさんの参加をお待ちしています。よろしくお願いします。

「みんなのデジタル教科書教育研究会」
発起人 片山敏郎

参加申し込みアドレス toshirokatayama@gmail.com
件名:「みんなのデジタル教科書教育研究会への参加希望」にて(要 簡単な自己紹介)




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